ワンクリ詐欺・DB: 「アイスクリーム」ワンクリック詐欺の手口
※Yahoo知恵袋での無断引用・リンクを禁止します。発見した際には通報・削除申請をさせて頂きます。

※ 詐欺ブログのリンク先は発見当時のものです。
古いものほど変更されている事が多いので、詐欺サイト名が分かるなら、カテゴリー一覧を参照してください。(左サイドにあります)

※ 詐欺サイト名が分からない方・初めてワンクリック詐欺に引っかかった方は「初級詐欺師の舘」を先にご覧ください。

2009年11月26日

「アイスクリーム」ワンクリック詐欺の手口

【アイスクリームワンクリック詐欺サイト

※サイト名が変更された模様です→「パーティー」へどうぞ。

● ワンクリック詐欺誘導ブログから「動画を見る」などのリンクをクリックするとアイスクリームというタイトルの動画サイトもどきの画面に飛ばされます。

 元ネタはあえて説明不要だとは思いますが「YouTube」です。現在は画面のフォーマットが変わっていて、ニセモノは2世代くらい前の古い画面から「YouTube」の「You」を削った「Tube」というタイトルを使っています。


・本物

・ニセモノ

● さて、この画面にも「利用規約」がついているのですが、ずーっと下までスクロールすると映像送信型風俗特殊営業開始届出済み」と言う表示があるのにご注目ください。(下の画像をクリックすると拡大します。)

 これはネット上で風俗営業をする際には必ず申請する必要があるのですが、
本当に認可が下りているのなら認可した警察署名と認可番号が記載されているはずです。ワンクリック詐欺サイトに認可が下りるとは考えられないので違法な無許可営業とみて間違いないでしょう。

・参考記事:「映像送信型性風俗特殊営業営業開始届出」について


● 話を元に戻します。まずニセ動画画面をクリックすると、次のようなメッセージがでます。(筆者が試した限りでは、IE以外(Firefoxなど)ではクリックしても反応しませんでした。)

 一見すると年齢認証に見えますが、「当サイトは成人向けの有料アダルトコンテンツです。」「本契約されるとこの先120,000円の料金がかかります。」「本サービスはアダルト有料コンテンツを含むサイトです。ENTERボタンを押した時点でご入会となります。この後確認表示の先からは有料となりますので規約をお読みになりお進み下さい。」などという文章を紛れ込ませた「年齢認証に見せかけた契約書」になっています。


 これについては「特定商取引法第14条」に違反している可能性が非常に高いと思われます。(早い話が、前述の点と合わせてこのサイトは「違法サイト」と判断してほぼ間違い無いでしょう。)

・参考記事:特定商取引法第14条について

※ もし下の画面以外が出た場合はこちら →「アイスクリーム(改)」へどうぞ。


単なる「年齢認証」と思って(詐欺をやっている人物はそれが狙いなのですが)うっかり「はい18歳以上で同意しますにチェックを入れてENTERを押すと、いきなり画面が黒バックのウインドウに変わって以下のような表示が出ます。

 どうやらそちらのデータを取得させてもらったぞと言うデモンストレーションの様です。


● 続いてお前の情報はつかんだから、金払え!と言う画面に切り替わります。


● 続いて、こちらの接続IPプロバイダ名が表示されますが、その程度の情報なら普通に接続していても、簡単に入手出来るレベルのものです。びびるようなレベルのシロモノでは無いので、安心してください。

・参考記事:IPって何?


● さらに続いて支払い方法になるのですが、前作の「スイーツ」の時には、銀行振り込み先の表示があったのですが、どうやら「口座凍結」喰らったようで、銀行振り込み表示の欄が消えました。

 今回は以前同様金を現金書留で送れという表示と発送先のみが表示されます。以前のサイト同様、ここまで分かっているのに「大阪府警は何をしているのか、本当に仕事をしているのか疑問です。


● ついでにこちらが引っかかった詐欺の手口をご丁寧に説明してくれます。(よけいなお世話ですが。)


● 最後に金を払わない場合は訴えたりプロバイダに情報開示してもらって請求ハガキを送りつけるとなどという脅しをかけてきますが、現実には不可能です。(ちなみにスクリーンショットのハガキ画面に関しては、当方で一部自主規制させて頂きました。)

 まずワンクリック詐欺そのものが犯罪だという事を忘れないでください


● そもそもまともな契約なら、あらかじめ「これだけの金額がかかりますので、住所・氏名・電話番号をご記入の上お申し込みください」というのが正しい契約であって、その手続きすらせずに訴えたりプロバイダに情報開示してもらって請求ハガキを送りつけるというのだから笑えます。これで本当にむこうがプロバイダに開示申請出したら、捕まるのはワンクリック詐欺業者でしょうね。

・参考記事:特定商取引法第14条について

 そんな訳で、IPや接続元のプロバイダ名が分かったところで、ワンクリ詐欺業者は手も足も出す事は出来ません。相手はこちらがびびって電話をかけたりコンタクトを取るのをひたすら待っているのです

 ですのでこちらが何もしなければ、ワンクリ詐欺業者は何もすることは出来ません。無視して放置するのが最善の選択です。

【要注意】「詐欺サイト」に入場した場合、高確率でウイルス感染の危険があります。

 詳しい内容については不明ですが、スパイウエアこちらのパソコンのバックドアを開いて外部からリモートで操る事が出来るようなウイルスを送り込むようです。放置するとこちらの個人情報を抜かれたりする危険があるので、「詐欺サイト」に引っかかった場合、必ずウイルスチェックをしてください。また「Temporary Internet Files」の内容も消去することもおすすめします。

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