※ ワンクリック詐欺業者がサイトの作り替えをしたようです。
● ワンクリック詐欺誘導ブログから「画像を見る」などのリンクをクリックすると「YourTube」という動画サイトもどきの画面に飛ばされます。
（元ネタは言わずと知れた「YouTube」。ちなみにこのスクリーンショットはモザイク処理してありますが、オリジナルはモザイク処理してありません。従ってわいせつ罪に抵触するのでこの時点でアウト！です。）
● 画面をクリックすると、次のようなメッセージがでます。
● 今回は赤線を引いたところを見てもらうと分かるのですが、すでに料金49500円の表示がされています。しかし赤線引いていない状態で、ぱっと見てすぐ気がつく人は少ないでしょうね。
「OK」をクリックすると、さらに次のようなメッセージがでます。
● 例によって２度目の確認が出ます。ここで間違ってOKを押すと・・・
●「お前を登録したから、金払え！」と言う画面に切り替わります。
● さらに「そちらの情報はつかんだから契約成立！」というメッセージが出ます。ちなみに「Windows識別プログラムにより・・・」と記述してありますが、これはただのハッタリですので念のため。
● こちらのIPやプロバイダ、インターネット登録住民台帳（内容は単に使っているOSの種類とブラウザの種類の情報だけです。そのようなものは存在しません）などと、料金振込先が表示されます。
前者に関しては、アクセスしてきた相手のこの程度の情報は簡単に知る事が出来ます。従ってIPを知られた程度で、身元がばれるという心配をする必要は全くありません。これに関しては以下を参照して下さい。
・参考記事：IPって何？
後者に関してはほぼ100％架空口座でしょうね。
● これを見ると「お金を払わないのは悪質ユーザーで不正アクセスとして訴える」と言うような内容の事が書かれていますが、
・まず入り口の画面にモザイク処理をされていないワイセツ画像を使っている。（わいせつ罪）
・YouTubuのロゴを真似ているので、商標権侵害の疑い。
・入り口は動画サイトのふりをしているが実情はただのハリボテにすぎない。
・なにより画面をクリックしただけで契約書（と主張するもの）が出てくるのは典型的なワンクリック詐欺。
まず「ワンクリック詐欺」そのものが犯罪だという事を忘れないでください。
まともな契約ならあらかじめ「これだけの金額がかかりますので、住所・氏名・電話番号をご記入の上お申し込みください」というのが正しい契約であって、その手続きすらせずにプロバイダに情報開示させるというのだから笑えます。しかもお金を支払わなかった場合は請求のハガキを職場や自宅に送りつけるという脅しは、ほとんど闇金の取り立てと同じ脅し文句ですね。
・参考記事：特定商取引法第１４条について
● 最後にしつこく振込先が書かれている下に「映像送信型性風俗特殊営業届出済み」と書いてありますが、それについては以下を参考にしてください。
・参考記事：「映像送信型性風俗特殊営業営業開始届出」について
そしてブラウザのウインドウを閉じるボタンを押すと、次のようなメッセージが出ます。
●「PREMIUMEMOTION事務局」となっていますが、どうやら運営しているか、もしくは作製したのは「paradise-fish」と同じようですね（この悪質かつ陰湿な手口は）
まず脅し文句の元となるIPですが、警察やプロバイダに「ワンクリック詐欺をやっているのだが、お金を払わない極悪人が不正アクセスしてきたから、相手の個人情報渡してくれ！」とでも言うつもりでしょうか？間違いなくワンクリ詐欺業者の方が捕まるでしょうね。しかも警察や消費者センターに被害届を出すというのだから笑えます。普通逆の立場だと思うのですが。
そんな訳で、IPや接続元のプロバイダ名、OSやブラウザの種類が分かったところで、ワンクリ詐欺業者は手も足も出す事は出来ません。相手はこちらがびびって電話をかけたりコンタクトを取るのをひたすら待っているのです。
ですのでこちらが何もしなければ、ワンクリ詐欺業者は何もすることは出来ません。無視して放置するのが最善の選択です。
【要注意】ワンクリック詐欺サイトに入場した場合、高確率でウイルス感染の危険があります。
詳しい内容については不明ですが、スパイウエアとかリモートでこちらのPCを操る事が出来るようにするウイルスを感染させるようです。放置するとこちらの個人情報を抜かれたりする危険があるので、ワンクリック詐欺サイトに引っかかった場合、必ずウイルスチェックをしてください。
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←なお、分割されていない画像も用意しましたので、参考まで。
