h*tp://so-manju.com/〜
※ 読者保護とイタズラ防止のためURL後半部分を伏せています。
［入口ページ］
● 画面クリックで１ページ目に移動。
［１ページ目］年齢認証とご確認
● 一見年齢認証を行っているようですが、内容をよく読むとこのサイトが「有料サイト」であると言う事が記載されています。（全てのスクリーンショットはクリックで別窓拡大します）これは年齢認証をダミーにして、規約承認ボタンを押させるのが目的です。
● 確かによく見れば「有料サイトで○○万かかります」という記載がありますが、特定商取引法第14条では「あるボタンをクリックすれば、それが有料の申込みとなることを、消費者が容易に認識できるように表示していないこと」は「顧客の意に反して売買契約等の申込みをさせようとする行為」として禁止されています。
・参考記事：☆特定商取引法第14条
［２ページ目］意志の最終確認
● まず契約内容の再確認をしているのは「電子消費者契約法」で、利用者が操作ミスで契約することが無いようにサイト運営側に再確認する義務があるためですが、この際に契約内容が間違っていないか契約内容を再表示する必要があります。
● なお確認ボタンを押す前に「このボタンを押すと、○○万円の有料アダルトサイト契約になること」がはっきり分かるようにしなくてはなりません。従って上記の再確認画面は形式だけ「電子消費者契約法」に従っているだけの、違法契約画面となります。
● 最後に再確認画面で確認ボタンを押したとしても、契約はまだ成立しません。サイト運営側からメールなどで「申し込み承諾」が利用者に届いた時点で、初めて契約成立となります。
・参考記事：☆電子消費者契約法
●「すすむ」ボタンを押すと別ウインドウが開いて「そちらのデータを取得させてもらったぞ」と言うデモンストレーションの後に３ページ目に移動します。これは昔の「スイートキッス」 と言うワンクリック詐欺サイトの作り方に酷似しています。パーツもそのあたりからの流用と思われるものが多いので「スイートキッス〜フルーツ」と同じ詐欺業者のサイトと思われます。
・参考記事：スイートキッス
● 他に以前捕まったcoolwatch系旧詐欺業者のものと思われるパーツと手口も見受けられます。裁判が終わったようなので、出所してきた連中が関わっている可能性もあります。
・参考記事：coolwatch系旧詐欺サイトサンプル
［３ページ目］振込先案内他
● ここでワンクリック詐欺サイトお馴染みの「ご登録が完了しました（金払え）」画面に移行します。
● 始めに詐欺業者への連絡先が書いてありますが、決して連絡してはいけません。この手の業者相手には「放置プレイ」が基本です。詐欺業者相手にこちらの個人情報を渡してしまうのは、最悪の事態を招く可能性があります。
● 続いてワンクリック詐欺おなじみの、あなたの「接続IP」やら「プロバイダ名」やらが表示されて「あなたは登録済みなので、金を払わないとプロバイダに情報開示してもらって訴えますよ」的な脅しの画面が出ますが、この程度の情報ならブログパーツでも入手可能なくらいですし、裁判所や警察から正式な要請がない限りプロバイダが個人情報開示することはありませんので、安心して結構です。（特にこの手の詐欺業者には）
・参考記事：☆PCでのアクセスで分かる事
● 次に「金払え」という画面に移行します。架空口座の類なのは間違いないはずなのでいい加減警察も振込先の口座を凍結しても良さそうなものなのですが、本当に最近の警察は仕事しませんね。（まぁこういう状態だから「詐欺業者」がのさばるのでしょうけれど）
● その次には「金を支払わないとプロバイダ名義でハガキを送る」などと記載されていますが、裁判所や警察から正式な要請がない限りプロバイダが個人情報開示することはありませんので、安心して結構です。（特にこの手の詐欺業者には）
・参考記事：☆PCでのアクセスで分かる事
● さらにその次には「恐喝」に近いコメントが記載されていますが、「ワンクリック詐欺」は立派な犯罪行為なので、プロバイダに法的な手続きを経て個人情報を開示させる事など不可能です。（htaトロイ使い始めてからこの手の脅迫コメントは使わなかったのですが、htaトロイを使ったサイトの実入りが悪くなったのか、手口が昔に戻った様です）
● 仮にプロバイダの個人情報を使ったとしても、実家や勤務先の住所などを知る事は不可能ですが、どうやってそれを知るのでしょうね？
● 最後にこのウインドウを閉じると、再度同じウインドウが開いて以下のアラートが表示されます。htaトロイを使ったワンクリック詐欺と違い、単純なワンクリック詐欺では「いかに相手に恐怖を与えるか」が勝負の分かれ目になるため、このような執拗な手口を使うのだと思われます。
● 重ねて言いますが、こういう時の詐欺業者への対応としては、連絡しない・支払わない・無視が基本です。あなたが連絡を取らない限り相手はあなたを特定出来ません。またうかつにお金を支払うと詐欺業者の「カモリスト」に登録されて、他の架空請求に悩まされる事になります。
● 最後に詐欺業者によってはウイルス（マルウエア）と組み合わせて来る場合があるので、ウイルスチェック、ブラウザのキャッシュとクッキーの削除だけはしておくことをおすすめします。
※ 画像の一部を自主規制させて頂きました。
