ワンクリ詐欺・DB: 「オレンジ」ワンクリック詐欺の手口
※Yahoo知恵袋での無断引用・リンクを禁止します。発見した際には通報・削除申請をさせて頂きます。

※ 詐欺ブログのリンク先は発見当時のものです。
古いものほど変更されている事が多いので、詐欺サイト名が分かるなら、カテゴリー一覧を参照してください。(左サイドにあります)

※ 詐欺サイト名が分からない方・初めてワンクリック詐欺に引っかかった方は「初級詐欺師の舘」を先にご覧ください。

2011年11月14日

「オレンジ」ワンクリック詐欺の手口

【オレンジワンクリック詐欺サイト
h*tp://www.special-tube.net/index〜
※ 読者保護とイタズラ防止のためURL後半部分を伏せています。
※ 親切な方からの情報提供がありました。ご協力感謝します。

● ワンクリック詐欺誘導ブログから「動画を見る」 などのリンクをクリックするとオレンジというタイトルの動画サイトもどきの画面に飛ばされます。

[1ページ目]

● 画面クリックで2ページ目に移動。


[2ページ目]年齢認証&規約承認


● 一見年齢認証を行っているようですが、下の利用規約の要約をよく読むとこのサイトが「有料サイト」であると言う事が記載されています。これは年齢認証をダミーにして、規約承認ボタンを押させるのが目的です。

● 確かに利用規約には「有料サイトで○○万かかります」という記載がありますが、特定商取引法第14条では「あるボタンをクリックすれば、それが有料の申込みとなることを、消費者が容易に認識できるように表示していないこと」は「顧客の意に反して売買契約等の申込みをさせようとする行為」として禁止されています。

・参考記事:☆特定商取引法第14条


● さて、上の「一見年齢認証に見える画面」の小さい方のはいボックスにチェックを入れて一番大きなはいボタンを押すといきなり画面が黒バックのウインドウに変わって以下のような表示が出ます。

[3ページ目]

そちらのデータを取得させてもらったぞ
と言うデモンストレーションの後に4ページ目に移動します。



[4ページ目]振込先案内他

● ここでワンクリック詐欺サイトお馴染みの「ご登録が完了しました(金払え)」画面に移行します。

● 本来ならこの画面に来る前に「電子消費者契約法」で、契約内容の再確認する必要があります。利用者が操作ミスで契約することが無いようにサイト運営側に再確認する義務があるためですが、この際に契約内容が間違っていないか契約内容を再表示する必要があります。

● なおその場合は確認ボタンを押す前に「このボタンを押すと、○○万円の有料アダルトサイト契約になること」がはっきり分かるようにしなくてはなりません。

● また電子消費者契約法では確認ボタンを押したとしても、契約はまだ成立しません。サイト運営側からメールなどで「申し込み承諾」が利用者に届いた時点で、初めて契約成立となります。

・参考記事:☆電子消費者契約法


● さらに続いてワンクリック詐欺おなじみの、あなたの「接続IP」やら「プロバイダ名」やらが表示されて「あなたは登録済みなので、金を払わないとプロバイダに情報開示してもらって訴えますよ」的な脅しの画面が出ますが、この程度の情報ならブログパーツでも入手可能なくらいですし、裁判所や警察から正式な要請がない限りプロバイダが個人情報開示することはありませんので、安心して結構です。(特にこの手の詐欺業者には)

・参考記事:☆PCでのアクセスで分かる事


● 続いて金を現金書留で送れという表示と発送先のみが表示されます。以前のサイト同様、ここまで分かっているのに「大阪府警は何をしているのか、本当に仕事をしているのか多分に疑問です。


● ついでにこちらが引っかかった詐欺の手口をご丁寧に説明してくれますが、この画面はアイスクリーム以前の詐欺手口で、いまの詐欺手口とは全く違うものです。(詐欺業者の手抜きですね。これは)


● まず支払いに関してですが、前述したように「一目で有料サイトと分からない契約(別にある細かい規約読まないと分からないというのは論外)は特定商取引法第14条および電子消費者契約法に違反しているため無効です。ですのでお金を支払う義務も必要もありません。退会の手続きも不要です。

・参考記事:☆特定商取引法第14条
・参考記事:☆電子消費者契約法

なお詐欺師に連絡取るのはやめましょう。電話番号その他の個人情報を詐欺師に渡すのは最悪の事態を招きます。万一支払ったり連絡を取って個人情報が特定された場合、詐欺業者の「カモリスト」に登録されて、他の架空請求にも悩まされる可能性があります。

● そう言った訳でこの手の詐欺に引っかかった場合は、徹底的に無視&放置プレイが最善の手です。

● 最後に詐欺業者によってはウイルス(スパイウエア)と組み合わせて来る場合があるので、ブラウザのキャッシュとクッキーのクリアとウイルスチェックをしておくことをおすすめします。

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